オイルラインのトラブルでクランクシャフトが昇天し全OHとなったので、分解ついでに以前から気になっていたキタコのシングルバルブスプリングを入れてみました。
写真左が通常の(2本の)バルブスプリング。右が今回入れるシングルバルブスプリングです。
若干スプリングが太いように見えますが、2本でギッチリ圧をかけるよりは明らかに柔らかそうです。取り付けの際にスプリングコンプレッサ(手動)で圧縮しましたが、確かに軽い力で圧縮出来たような気がしました(計測器等での実測はしてないのでプラシーボ効果かもしれませんがw)
組み付けたところ。パッと見ただけではあまり分からないですなー。
しかし、実際にエンジン始動してみると激変してました!
始動時のキックが恐ろしく軽い。最初、圧縮漏れしてるんじゃないかと戸惑ったくらいです。体感的には2/3程度の力でキックが降りる感じでしょうか。カムスプリングがどれだけ抵抗になってたかがよく分かりました。
アクセルを煽ってみると、エンジンの吹け上がりが軽くなってます(高回転域だけでなく低回転域のレスポンスも向上してる気がする)。
何より強化スプリングの宿命である「ヘッドからのカタカタ音」が明らかに小さい!チェーンテンショナーを±45度振ってみてもダダダ音がほとんど出ず、チェーンのシャー音が良く聞き取れたのには驚きました。
もちろん、付属の取扱説明書に記載されているように 13,000rpm 以上は回せなくなりますが、むしろ街乗りの比率が高い私にとっては騒音(機械的なストレス)が減ったことや、キックが軽くなったことが嬉しいですね。
まだ通勤のみであまり距離を走ってないため強度的なインプレはできませんが、ファーストインプレッションとしては大変評価高いです。値段だけの効果は有ったと思います。
UltraSEヘッド専用ですし各人乗り方にもよりますが、余裕があったらお勧めしたいパーツですね。
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