リアはともかく、フロントはディスク化するべきだと私は考えます。
それは見た目や自己満足以上に、安全性の観点からです。
私は何度もひやりとした経験をし、ディスク化を決断しました。
ディスク化してからは運転に明らかな余裕(操作に関する安心感)を感じるようになり、大変満足しています。
注意!!
ブレーキは、重要保安部品です。
これらの部品や機構は、取付や整備が不完全なままで運行した場合に生命に関わる重大な事故の原因となる場合があります。少しでも不安な点、不明な点があっ た場合は、速やかに然るべき技術を持っている人(バイク屋さんなど)のアドバイスを仰ぎましょう。
できれば、そういったバイクの扱いに慣れている人の立会の元で作業しましょう。
また、パーツ番号や名称、工程などについては、Webの情報を鵜呑みにせず、必ず自分で検証し、納得してから作業してください。
作業に必要な(部品以外の)ケミカルなど
ガスケットやワッシャ、シール関係(オイルシールやダストシール)は、特に記載がなくても用意しておきましょう。仮に今回使わなかったとしても、今後 フォークオイル交換やブレーキオイル交換などで使用する機会が必ずあります。
意外と忘れやすく、作業中に買いに行く羽目になりやすいものも結構あります。
私が実際に作業している最中に必要だと分かって買いに行った物品も含め、覚え書きとしてリスト化してみました。
- シリコングリス
ブレーキ周りのグリスアップに使用します。別に汎用グリスでもイイのかも知れませんが、重要部品周りだったのでメーカーの指示に従いました。 - 汎用グリス
ホイールのベアリング周り、各種稼働部に使用します。既に持っているならそれで良いと思います。そんなに大量には要りません。 - 透明なゴムホース
ブレーキのエア抜き、フォークオイルの油面調整等で使います。少し余分に数本用意しておきましょう。 - ねじロック
ボルトなどに塗布して締め込み、固着させるやつです。ディスクを固定するボルトやフォーク底のボルトなどに使用します。無くても作業は進められますが、安 全面から省略はお勧めできません。また、組み立てた後からやり直すのは困難な箇所(ボトムケース底など)もあるので事前に用意しましょう。 - フォークオイル
ストリート使用なら純正と同じ粘度でよいと思います。油面調整だけでノーズダイブ対策なども可能です(油面30mmアップで結構カチカチになります)。 - パーツクリーナー
分解・清掃の段階でのパーツ洗浄、作業後の工具洗浄などで消費します。ロング缶が2~3本あればよいでしょう。 - ウェスや軍手
余分に用意しましょう。ブレーキオイルやフォークオイルなど、液体を扱う工程が多いので意外に消耗します。 - 古新聞2~3日分
下に敷いて作業したり、部品を包んでおいたり、意外に重宝します(特に屋外作業時など)。汚れを気する必要もなく処分も楽なので必須ですね。 - ベアリング抜き・打ち込み工具
ベアリングを交換するなら必須です。
メーカー指定の純正工具が理想ですが、アンカーボルトや太い金属パイプでもなんとかなります。 - フォークオイルシール打ち込み工具
純正工具なら間違いありませんが、私はビニールパイプや予備のフォークボトムケースを駆使して作業しました。径21mmのインナーにリング状のゴムを取付け、ボトムケースに打ち込む作業で使用します。 - トルクスのラチェット
フォーク底のボルトの付け外しに使用します。少し長いものを。
L字型の汎用トルクスでは力がかけられず締め付けトルクの管理もできません。
なお、ブレーキディスクの固定ボルトも同じサイズなので、しっかり締めるためにもトルクレンチとセットで揃えましょう。 - ヤスリと金属ブラシ
金属用の少し大きめのものを。目の違うものがいくつか有ると良いでしょう。
ブラシは作業中、作業後のヤスリの目の清掃に使います。私は少し柔らかい真鍮製のものを愛用しています。 - #14、#19のメガネレンチ
フォークトップボルトやアクスルシャフトの付け外しに使用します。
少し長いものを用意しておくと、テコの原理で作業が楽です。 - フォークオイル油面調整グッズ
某メーカーからセットが出ていますが、結構高いですね・・・。
私は不要になった調理用の菜箸と文具の物差し、ゴムホースだけで作業しました。作業の本質を見極め、工夫すれば簡単です(^-^) - 万力
フォークを(ウェスを巻いて)固定して作業したり、部品の切断やヤスリがけに使用したりします。用意しておくと作業効率が違います。 - 結束バンド
安いものでOK。部品の管理、仮組み時の固定などで使いました。無くても作業は可能です。 - 廃油処理箱
エンジンオイル交換などで使う、廃油処理箱を用意します。
フォークオイルやブレーキオイルの処分に使います。もちろん、別途処理手段がある場合や、廃油処理箱が使用できない場合は、別な処理方法を確保してください。
こんなところでしょうか。
作業の仕方によっては不要なものがあったり、また別途必要な物も有るかも知れませんが、私が作業中に使用したのは上記のような感じでした。
作業工程をイメージし、SMを熟読し、自分の判断だけで省略せずに「なぜここにグリスを塗らなければならないか」「なぜその工具をつかっているのか」をよく考えましょう。
純正工具は高いらしいので、作業をよく研究・理解の上でオリジナルの工具を自分で用意するか、その作業だけバイク屋さんに頼むのも手だと思います。
いいかげんな作業で割高な純正パーツを台無しにしても仕方がないです(再発注に時間がかかるのは目に見えてますし)。
実際の作業
はっきり言って、ググればいくらでも検索できるのでここでは省略します。旧サイトでは手順をいちいち書いてましたが、随分一般化したカスタムとなってしまった上、私の作業手順は結構イレギュラーな面もあったので今回のリニューアルで削除しました。
ただ、他のサイトでは結構大事な点が省略されていたりするので、複数のページを見比べたり、別な車種の同様の作業(KSRとかモンキーとかNS-1とかのブレーキ・フロントフォーク関係の作業など)を読むと勉強になりますよん。
管理者に直接質問してもOKです。こちらで分かる範囲で返答できると思います。
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