画質の話じゃなく。
事前に言っておきますが、特定の人物やチャンネル、いろいろなスタイルや方針、それらを特段に優劣や善悪で切り捨てる意図はありません。ただ、イチ視聴者としてYoutubeの画面を見ている時に漠然と感じている感覚を記すものです。
私も自作の動画をYoutubeにアップしている身なので、自省や自重の意味も込めてますが。
先日Twitterで、
活字派からすると「この情報量で15分?」「欲しい情報を得るために15分も見なきゃいけないの?」ってなる(一部引用意訳)
https://twitter.com/shinoha_la/status/1279753973897945088
というツイートを見つけ、首がもげる程深く激しく同意した。
かくいう自分も最近、とあるバイクの純正マフラーの音を聞きたくてYoutubeを検索していたのですが、いわゆるバイク系Youtuber有象無象が発信する膨大な動画で迷子になり、「音を聞きたかっただけなのになんでマフラー取り付けの動画を観ているんだ・・・」「レビューと銘打っているクセにマイクの音質が酷くて比較や検討の材料に出来ない」みたいな状態で、本当に満足できる動画にたどり着くことが出来ないまま諦めた、という経験がありまして。
過去には、いわゆる公式系の手堅い動画の他は、いわゆる先駆けと言える洗練されたyoutuberさん達の動画がありましたが、ある程度の参入障壁の高さや自然淘汰で、有益な情報をアップしてくれる人も多く、そのS/N比は高かったように思います。
が、現在急激な勢いでYoutuberが増えていて、アップされる動画の数も増えています。それに伴い、動画も玉石混交の状態になっているように思います。
これは持論なのですが、Youtubeに一般人がアップする動画にはいくつか種類があって、それぞれに目的やターゲットが異なります。よく見る主なものとしては
- 自分発信を楽しむvLog系動画
- バラエティ要素の強い、いわゆるYoutuberっぽい動画
- 有益な情報を発信しようとするレビュー系動画
みたいな感じだと思います。それぞれ思い当たる動画のスタイル(テンプレート)やYoutuberの顔が脳裏に浮かぶ人もいると思いますが。
もちろんそれぞれのスタイルは見るに値する動画やYoutuberも多く、ファンとなっている視聴者も大勢います。
vLog系動画は文字や静止画ばかりのブログやSNSにはない、生で正直なその人らしさを楽しむ事ができる素晴らしいカテゴリですし、私も複数人フォローしています。
また、見ているとワクワクして限られた時間の中でもきっちりオチで笑わせてくれる上手いYoutuberの動画も、暇つぶしや娯楽として非常に楽しめます。
そしてレビュー系動画では、自分が持っていない、あるいは手に入れようと思っているアイテムについてレビュアーそれぞれの視点でレビューしてくれているのを見て比較することができ、購買意欲をそそられたり、アイテムの選択の重要な指標になってくれたりします。
ただ、視聴する側が求めているものと、その動画が一致しない場合、それは多大なストレスになります。例えば、レビューの動画のつもりで観始めたのに結局レビューは有耶無耶でvLog的な内容で終わってしまったり結論が最後まで見ないと分からなかったり。一方で娯楽動画のつもりで見てたのに真面目なレビューが始まりオチもなくつまらない思いをしたり。
なので、これは自分の動画作成へのメモでもあるのですが、動画を作るにあたっては次のような内容や分類を意識したいと思います。これらが混ざってしまうと、見る側が混乱するのでもったいないですよね。
- 娯楽動画
→オチまで結果・結論が分からないスタイルで、視聴者を笑わせる、喜ばせる。vLogのイベント動画にも近いが、ダラダラ流すのではなくバラエティ要素を計画的に組み込んだもの。 - レビュー動画
結果を示し、結論に至った理由などをしっかり説明する。裏付けの情報や動画像もしっかり準備する。情報が古くなっても(時間が経ってから再生されても)成立する内容にする。 - vLog動画
思ったことや考えたことをありのまま伝えたり(レビューにならないような根拠などが無い個人的な意見はこちら)、制作側と視聴側の交流や共感を目的としたイベント的な映像で自分の今を自分のスタイルで発信する。
(※改めて書いておきますが、これは個人的な指標・要望であり、全てのYoutube動画の分類について定義したり、これに沿わない動画を批判批評するものではありません)
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